トンネル独壇場

室井佑月blog企画「ラブレター」原稿

 室井佑月blog企画。ラブレター原稿。 
 とりあえず書いてみた。うまく書けないのが腹立たしい。色々と書こうとするけど、蛇足だよなぁとか思って削ってみたり。まぁ、なんとか自分の今の気持ちを表現出来たと思う。また、後日見直して編集をかけることにしよう。それにしても、これはかなり恥ずかしい。素だから。作った方が絶対楽だよなぁと思う。正直、別の完全匿名ページを立ち上げて、そこに書こうかとも思ったぐらいだ。でも、こういった内面を表現することで何か成長できるような気がした。だから、そのままここに書いてみた。きっと、知り合いからは突っ込まれるに違いない。まぁ、仕方が無いだろう。

『みーこ。君への感謝を込めて。』(トンネル君、31歳。みーこへの手紙)

 みーこ。突然やけど、君、幸せやった?俺は、幸せやったよ。君がいてくれたことで色んな経験できたし。楽しいことも、辛いことも・・・。君がどう思てたかはわからんけど。君が、好きやったわ。今でも。

 君が初めてうちに来たんは、俺が小学校ん時やったやんね。黒っぽくて、ずいぶんと”ふてぶてしい奴”やなぁってのが最初の印象やったわ。生活能力が高くて、どこでも生きていけそうやったし。いや、生きてきたんやんね。そやからこそ身に付いた”ふてぶてしさ”やったんやろ。そんな君を見て、最初は良い印象なかったんよ。多分。そやから、2世とか呼んで。ごめんな。俺の中では、最初、君は前にいたのの”代わり”やと思ってたんや。そやから同じ名前で。君は君やのにな。でも、君は気にせずに家の中に入ってきてくれた。そして、俺の中にもな。

 君のことを思い出すとき、絶対出てくるんが3つの出来事や。ひとつは、君の子供達のこと。そして二つ目は、君が大ケガをしたときのこと。最後は、君の・・・。

 君の子供達のことは、いまだに記憶に残ってる。小6の時の話やのに。俺も、めちゃめちゃ楽しみにしてたんやで。君、生まれたときは、ほんま嬉しそうやったもんな。俺もめちゃめちゃうれしかった。それが次の日にあんなことになるなんて。いまだに思うわ。あの時、ちゃんとドアさへ閉めておけば。ちゃんと犬に首輪をしておけば。ちゃんと・・・。ごめんな。ほんまにごめんな。子供を生んだばかりの君には何もできんかったもんな。血だらけの部屋。半狂乱で子供達を探し回る君の姿。いまだに頭はから離れんよ。その後、同じことが起こらんように避妊手術をしてしもたから、君の子供達を育てることは結局できんかった。君も俺も。でも、君は立ち直ってくれた。食事の量は変わった気はするけど。この時から、めちゃめちゃ太り始めたんちゃう?そやけど、今から思うと、それが良かったんやろうな。

 君が大ケガをしたんは、俺が高1ぐらいの時やったっけ?でも、あれは君が悪いんよ。なんせ君、体は黒っぽいんやん?そやのに道路で寝たりするから。道路から君の叫び声が聞こえた時は、「何事や!?」って思たわ。行ってみたら君が血だらけになってて、興奮して走りだそうとしてるし。焦ったで。そんな君をつれて病院に行ったけど、奇跡的に内臓にはダメージなさそうやって。先生曰く、「一番でかいのは、多分、太ってたからやろ」とのことらしい。普通死ぬで?まぁ、他にも色んな奇跡が重なったらしいわ。とはいえ、病院へ行く車の中では心配したんよ。死ぬんちゃうか?って。変な咳してるし。血出てるし。親の運転で、俺が君を動かんように抱きしめていったっけ。改めて君の存在の大きさを知った時やな。その後、しばらくは道路で寝るのやめたみたいやね。さすがに。

 君がおれへんようになったんは、俺が19歳の時の秋。もうすぐ冬って辺りやったやんな。最初は、変な咳をしているみたいやった。俺は”歳も歳やし”って思ってたんよ。とりあえず変やからってことで病院に連れてった。そしたら、言われたのが”白血病”。どうにもならんて。それでも俺は、そん時は実感が湧いてへんかった。だって今生きてるやん。確かに変な咳はしてるけど暖かいやん。そやのに、なんで?でも、それから日が経つにつれて実感が湧いてきた。まず、君は、まっすぐ歩けんようになった。声が出えへんようになった。目が見えんようになった。そして、ほとんど動けんようになった。それでも君は、じゃれたり、必死に声を出そうとしてくれた。嬉しかったわ。ほんまに。

 君の最後の瞬間は誰も見てへんよ。本能がそうさせてんやろか?がんばって隠れたんやんね。でも、普通ならどこに行ったんかわからんようになるらしいけど、君は家から出えへんかった。君も俺らの事を・・・そう思って良いんやんな?

 君が旅立ってから、もう11年。いま君は、君の子供達と一緒に眠ってる。俺はというと、今は大阪を離れて神奈川で暮らしてる。大阪に帰ることは、なかなか無いんよ。でも、その分、がんばってるで。たまに家の近所で君に似た奴を見かけるんよ。そのたびに君を思い出すわ。楽しかった記憶と一緒に。ありがとうな。君は、俺にかけがえの無いもんを残してくれた。本当にありがとう。みーこ。いつか君が生まれ変わることがあったら、また一緒に。な。
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by duboraya | 2005-05-02 14:58 | 考察
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