Piss読了
Pissを読み終わった。
ママの神様とドラゴンフライも読み終わっているので、室井姉さんの著書を3冊読み終わったことになる。 このPiss。先日行ってきた、『LoveLoveLove』の発売記念パーティで枡野さんが話題にしていた、鼈のスープが読みたくて買ってみたってところだ。 感想といわれると、「へっ」て言う終わりをするものがほとんど。痛い・・・痛い痛い。ふらふらと揺れる心に刺さる何か。それが、とにかく痛いのだ。 この小説。最後に花村萬月さんが解説を書かれている。そこに、「・・・結末の締めの甘さまで計算しているのではないかと疑わせるほどだ。・・・」とあるのだが、自分も、まさにそういう印象を持った。なんだか気持ちをゆらゆらさせられるのだ。 ハッピーエンドではない。じゃぁ、バッドエンド?・・・さぁ。なんとも判断できない。そのいずれでもない中途半端なところに放り出される。そういう意味でこんな経験初めてかもしれない。 自分が普段読むものだと、逆にはっきりと答えを出してくれるものがほとんど。ビジネス書は言うに及ばず、その他の本でも、最後はすっきりしていることが多い。そうでないものを基本的に好まないと言うのもあるかもしれない。 でも、今回の小説に限って言えば、これはありだろうと思ったわけだ。短編だからかなぁ? さて、前回、ママの神様を読んだ。そして、このPissを読んだわけだが、たしかにママの神様が異質に感じた。逆かもしれないが。ドラゴンフライもPissに近いかな?書き方だけなら、ママの神様に近いけど。 ただ、いずれの作品も、イメージは明確に伝わっている気がするから、細かいところは良くわからないけども、とにかく面白かったと思う。 良かったっすよ。室井さん。
by duboraya
| 2006-05-19 02:23
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