技術者派遣について その3
久しぶりの続編。続けてかかないと結構難しいかもしれない。
前回は、会社側から見たメリットみたいなものを書いた。人事の方が書いているブログでも、やっぱり同じようなことを書いているので間違いないだろう。 そりゃそうだし、そうでないと成り立たない。そして、このブログでも書いている通り、派遣社員を受け入れる現場の声って言うのは、必ずしも会社の考えをを理解してやっているわけではないと言うことも間違いない。 派遣を実際に受け入れる現場にしてみれば、派遣社員といえども、来る人は同じ人間なのである。そして派遣社員側からしても、派遣先にいる人たちは同じ人間なのである。 ここに大きな誤解が生じてくる。 まずは、受け入れ先の社員の立場から 一つは、派遣されてくる人間に対しても社員と同じような能力を求めてしまうことだろう。多分、求めてはいけないと頭ではわかっていても、体がそういう反応をしてくれないのではないだろうか?どこまでを求めてよいのかがわからないというケースも多い気がする。また、逆に極端に低いレベルしか求めない人も。この場合は、会社の方針に従って、コアな部分を社員で行い、それ以外の周辺業務をお願いするような場合に起こりやすい。妥当な対処ではあるのだが・・・ これらは、ひょっとして技術者派遣に固有の問題なのかな?工場ではない開発分野への派遣の場合、周りにいる社員さんたちは理系で有名大学出身がほとんど。ドクター持ってる人も結構いたりする。そうすると、派遣で来る人たちのレベル、つまり、できるできないの判断がしにくいのではないだろうか?なにせ、あまりにも進んできた環境の違う人が多いから。実際、自分が基準って言う社員さんもいる。 でも、これって? 結局、人をいかにして使うのかと言う能力そのものの問題ではないのかな?有名大学出身者と言えども、そういった能力の有無とは関係ないということか。本来は、自分の下に人がつくって状況は、ある程度経験を積んでからが普通だった。なのに、いくら派遣社員と言えども部下を扱えるだけの能力が備わっていない段階で、安易に下につけてしまうという不幸が起こっているのではないか? さらに、これらに加えて、いつしか感情移入までもが入ってくる。これは、人間だから仕方が無いか。まるで社員と同じ扱いをしてしまうのだ。能力的なもの以外でも与える仕事や勤務期間なんかがそうだろう。心理的にずっとそこにいるのが普通だと感じているんだと思う。別の会社の人間なのにね。 辞めると言う事に対しても、自社の人間のことのように感じてしまう。いろんなケースがあるだろうが、自社の人間が辞める場合でも、やっぱり裏切られたみたいな感情を抱く人はいると思う。それが、回転の速い派遣の世界では、しょっちゅうという風に感じるのだろう。そんなに慣れるようなことでもないし。でも、それが不満につながる。 自分も、やっぱり同じ職場に派遣されてた人が辞めたときに「せっかく一生懸命教えて、これからって時に辞められちゃあなぁ」って言われた。辛いものだ。 結局、今は受け入れる側での対応っていうか、気の持ちようも難しいってことだろうな。 ここまでが、受け入れ側における問題点。抜けがあると思うが、それらは気づいたときに随時修正を加えていくことにしよう。 次、派遣される側の問題点については次回。
by duboraya
| 2005-03-08 02:58
| 技術者派遣について
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