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トンネル独壇場

親睦会

 比較的、自分は飲み会だとかを開催したりすることが多い。それはおそらく自分が相互のコミュニケーションをとりたいという願望が強いからだと思っている。これは、今の会社に限らず、部活にいる時もそうだった。

「人生、いろんな人と出会うことになるわけだから、仲良くなれるんだったら、そのほうが良いだろう。」

ってのが基本的な考え方だ。だから自分が開催するかどうかにはこだわらず、できるだけそういった親睦会のようなものがあって欲しいし、そういった催し物にはできるだけ出席するようにしている。ただ、もちろん、他の人が全員そういう考えでないことは承知している。大学の部活では、その辺を嫌ってほど思い知らされたからだ。

 自分が現役2年生の時。それまでOBと現役生の交流のようなものがほとんど無いと感じてた自分は、河原でバーベキュウをやろうと思いついた。で、できれば現役もOBもみんな呼んでやれば楽しいだろうって。そう考えて当時の幹部に相談し、OBの連絡先を入手。片っ端から郵便で連絡を取り、電話をかけた。しかし、ある人からは二度とかけてくるなと言われた。はがきも送ってくるなと・・・。まぁ、OBは仕方がない。なにせ良い思い出をもって卒業された人たちばかりではないだろうから。と自分に言い聞かせ、現役にも説明。OBにも声をかけて盛大にバーベキュウをやりたいって。そしたら出てきた意見が、「別にこの時期にやる必要は無いんじゃないの?どうせ合宿があるんだから。このタイミングでやる必要が無いでしょう?」・・・いや、よくわからん?なぜそうなる?確かに、この企画は8月はじめ。そして、合宿は9月はじめ。OBと現役の交流という意味合いだけなら合宿に来てもらえば良い。なぜ2回もやるのか?って事なのだ。でも、合宿は合宿でしょ?2回やって意味があるなしの話ではないでしょ?幹事として、これほど無力感を感じる言動は無かった。自分がやっていることが無意味だと感じる瞬間。この企画で言えば、バーベキュウ自体に意味が無いと言われたようなものだ。これを最後に、部活の中での全体的なイベントの企画からは手を引くことになったんだが、それほどに大きな出来事だったと言える。(細かい企画はその後も続けたけど・・・)

 大学の部活というと、比較的身近なメンバーで構成される。少なくとも週一回は顔をあわせていた。だから、こういった企画に関しても比較的まとまりやすいと思う。実際、上記のような発言以外では。出席者が現役1/3程度はいたと記憶しているし。それでもこういうことが起こるのだ。会社で、同じようなことをやればよりひどい目にあうのは目に見えている。そして・・・改めて、その難しさを実感している。なぜこうなるのだろうか?どうするのが良いのだろうか?

 なぜこうなるのか?こういうイベントの場合、参加者はお金を払って参加しているし、その時間の予定を空けるだとかで労力を払っている。それが、参加者からすると、”どこかのコンサートとかに行くのと同じ感覚にさせているのではないか?”。そして、”幹事はその宣伝係のようなもの”だと思っているのではないだろうか?”だから、そのコンサートに興味が無ければ、興味が無いことを伝えるし、しつこければ怒りもする。予定が埋まってしまえば平気でキャンセルもする。当然、そんな人ばかりは無いが、かなりの確率でこういった人が存在しているように思う。それでも幹事と参加者の間でトラブルが起こる可能性は、参加者同士が、お互いにどれくらい身近に感じているかと強い相関を持っているようだ。ただ、これは企画自体が”興味のあるコンサート”になっているという意味に過ぎないのではないか?実は、そんな人たちでも幹事に対して持っている印象は大差ないのではないか?そう思えてならない。

 それに対して、実際には幹事は宣伝係ではない。飲み会であればメンバー集めから会場の予約、会計、当日の進行。あらゆることをボランティアで行っている。さらに、私が開催したものでは幹事も通常通りの会費を払っている。とにかくボランティアでやっている以上、細かな注文や文句を受けるとモチベーションに大きく響くのである。”ボランティアでやっているのに、そんなことで文句言われなきゃいけないのはなぜ?”ってな感じだ。参加者側からすれば、”だったら開催すんなよ”とか言われたりする。これってその通りなのだ。そして、本当に開催されなくなる。開催する義務が無いのだから当然である。

 技術者派遣会社であるうちの会社。やっぱり似たようなものだ。個人のつながりが希薄なために余計にそういうところが顕在化する。現在は、役職者による強引な開催により、完全ボランティアではなく会社主導での開催のような形をとっているおかげで会を開くことができている。しかし、それでは問題は解決していない。むしろ、それによる弊害が大きい。会社主導ということで、より業務の一環というイメージを一部の人に植えつけてしまっているのだ。そのために幹事にはより厳しいメールなりが飛んでくる。結局は、業務時間外だからボランティアであることには違いないのに・・・

 親睦会。これはいったい誰のための会なのか?幹事のため?会社のため?参加者自身のため?そして、本当に必要なものなのか? 結局は、個別で仲の良いメンバーを集めて、魅力あるコンサートにする以外ないのか?しかし、それではこの業務形態では今後メンバーの範囲を拡げることが非常に難しいと思うのだが?
by duboraya | 2005-05-01 02:22 | 技術者派遣について
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日々の活動日記

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